「強い」評価を得るために僕が取り組んだ、戦略的な勉強方法

評価には「高い・低い」以外に、「強い・弱い」の差がある

私は、評価には「高い・低い」だけでなく、「強い・弱い」があると思っています。誰からも高い評価を受けていれば「強くて高い評価」です。反対に、同僚は高く評価してくれているのに、上司にはイマイチ伝わらない、とか、直属の上司の評価は高いのに、考課調整の結果得られる評価は高くない、といった場合は、「高いけど弱い評価」です。つまり、評価の安定性とでも言うべき、強さ・弱さがあると思っているのです。
そして、こうも考えています。高い評価を得るためのアプローチと、強い評価を得るためのアプローチは同じではない、と。
このブログのタイトル通り、私の目標はファシリテーティブなリーダーとして、チームを率いることです。まだまだ若手の私がこの目標を達成するには、高くて「強い」評価を得て、早くリーダーの立場に立つチャンスを得なくてはなりません。そのために私は、勉強の仕方を工夫することにしました。その結果、少しずつですが成果が評価につながってきていると感じます。そこで今回は、私が実践した「強い評価」を得るための戦略的な勉強方法を紹介します。

「強い」評価を得るため、戦略的勉強方法

私が工夫したポイントは大きく2つあります。「チームや係のメンバーが得意でないことを勉強のテーマにすること」と「勉強の成果で目立てる機会を作り出し、目立てた状態を具体的に定義したものをゴールとして設定すること」です。では、なぜこの2つに着目したかを説明しましょう。

チームメンバーが不得意なことを勉強すると良い理由

チームメンバーが不得意なことから勉強テーマを選ぶのは、次の2つの理由からです。
(1)少ない時間投資でも目立てるようになるから
(2)単純にメンバーに役立つし、ありがたがってもらえるから

書いてみると、当たり前のように見える2つの理由ですが、とても大きな効果があると感じています。まず、「何か1つでも『早く』目立てるようになる」というのは、意外に大事だということです。理由は、ハロー効果という心理学的な効果があるからです。ハロー効果とは、1つの目立った特徴があると、それ以外の側面についても良く感じる、という効果です。(逆も然りで、1つのネガティブな特徴で、全部がダメに見える、というパターンもあります。)つまり、早く目立つ⇒チャレンジの機会がもらえる⇒成長する⇒目立つ、という好循環に入りやすくなります。また、周囲のメンバーにありがたがってもらえる、というのは、「自分の成果を好意的に捉えてもらいやすい」という点で大事です。逆を考えると分かりやすいでしょう。好意的に捉えられない成長もあり得る、ということです。例えば、他の人と競合するスキルを磨いた場合です。この場合、自分とその人とライバル関係になってしまいます。縄張りを犯しに行ってしまうと、その努力は歓迎されないものになってしまう可能性があります。「高い」評価にはつながりますが、「強い」評価を得るための戦略としては不向きでしょう。

「目立つ」ゴールを設定すると良い理由

戦略的な勉強をするうえで設定すべきは、「目立つゴール」だと述べました。例えば、次のようなイメージです。「エクセルのマクロを勉強しよう。マクロでチーム全体の業務を効率化できるツールを作成し、メンバーの定型業務を合計で40時間/月削減してみよう。それが数字としてモニター・報告できるよう、全社的な効率化運動の動きに乗っかって活動を推進してみよう。」こういったゴールを、勉強を開始するタイミングで設定してしまうのです。

このようなゴールを設定するメリットは次の2つです。
(1)これから始める勉強に目標が設定できて、勉強が楽しくなる
(2)目立つ成果が出るので、無駄な(=評価に影響しない)勉強にならない

ちなみに、このときのゴール設定にはコツがあります。どこで目立つか?を意識してゴールを設定することです。チーム内より部内、部内より社内、社内より業界内で目立てるのが良いです。特に、小さくても社外で評価してもらえる機会を作ることができれば、社内での評価はかなり強くなるはずです。ゴール設定する際は、「この勉強を続けて、社外で目立てる機会があるとしたら、それって何?」と考えてみると、意外に良い機会が見つかるかも知れません。

私の事例

私が実際に経験した事例を1つ紹介しましょう。研究開発の手法である、品質工学を勉強した際の話です。設定したゴールは、「品質工学の有効な活用事例を作り出して、年1回の社内研究開発発表会の場で発表をさせてもらう」「品質工学の中の手法のうち、比較的最近構築された方法論を用いた研究実績を作り、社外団体の会で報告する」の2つでした。後者は実現に至っていないものの、少なくとも部内では品質工学に精通した技術者として認知されるようになりました。

さいごに

評価の話ばかりになりましたが、評価を高めること自体は目的ではなく、より仕事を楽しくするための手段だと思ってます。そのうえで、「強い」評価を得ることの重要性を考察し、評価を強くするための私の取り組み事例を紹介しました。この方法論が仕事を楽しくすることに役立てば幸いです。

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