オーディオブックでの勉強を始めて分かったこと

今週からオーディオブックで勉強を始めました。↓のような感じです。

<買った物>
・オーディオブック(FeBeで)
・bluetooth対応の防滴イヤホン(inateck BH1001)

<活用方法>
・1.5倍速~2倍速程度で聞く
・通勤中、朝の身支度中、風呂で聞く

始めてみて分かったことシェアします。

隙間時間ってこんなにあったんだ!と気付く

オーディオブックを始めてとてもびっくりしました。隙間時間だけで聞いているオーディオブックが、すぐ1冊分終わってしまうのです。私の通勤時間は30分程度とかなり短いんですが、どれでも2~3日で1冊分を聞けてしまえます。私はiPhoneアプリのKikuPlayerを使用しており、1.5倍速~2倍速くらいで聞いています。(2倍速でも十分聞き取れるんですが、うっかりして「聞き流しモード」に入ってしまうことが多いので、1.5倍速再生が多いです。)
後述するように、紙の読書と音の読書はそれぞれに特徴があるので、同じではありません。しかし、それでも2~3日分の隙間時間で1冊読書ができるというのは衝撃でした。

「オーディオブック向き」の本がある

私がオーディオブック向きだと感じたのは、次のような本です。
・ストーリー形式のビジネス書(仕事は楽しいかね?とか)
・内容に繰り返し触れて吸収したい名著(7つの習慣とか)
・復習したい既読本

音の読書では、目的の情報をピンポイントで抜き取ったり、マーカーを引いたり、立ち止まって考えたりするような読書はできません。読書には、「本の内容を受け取る」側面と「本の内容を元に発想する」側面があると思います。紙の読書と比較し、音の読書では後者の割合が高くなるような気がします。そして、集中して聞かないと、知らないうちに「聞き流しモード」に入ってしまっていることもあります。
そこで、「聞き流しモード」に入りにくいもの(=ストーリー形式)、入っても問題ないもの(名著・既読本)の読書に活用するのが良いと考えています。

ファシリテーターを買って出るときのドヤ感を減らすテクニック

※3~6人程度少人数での打ち合わせ限定のテクニックです。
ファシリテーションを勉強すると、打ち合わせ中にある瞬間がやってきます。それは、「このタイミングでマーカー握ってホワイトボードの前に立っちゃう?どうする?」と自問する瞬間です。「どうせ誰もファシリやらないし、自分が買って出た方がいいだろう」という思いと、「会議を仕切る役割を買って出る、って出しゃばってない?上手くこなせるか?」という不安が交錯しますよね。(私はします。)そういった場面で、ハードルを下げつつファシリテーターを買って出るためのテクニックを紹介します。

ドヤ感を減らすにはA4用紙を活用しよう

私は会議に必ずA4用紙を20枚ほど持ち込むようにしています。そして、議論のメモを大きめに紙に書きつけるようにしています。紙は横置きにして、大きく使います。最初はあくまで、「個人的なメモ」として書き始めるのです。そして、上手くまとまってそうなら、「今までの流れって、こういうことで合ってますか?」「分からなくなったんですけど、今の話ってこういう理解でいいんでしたっけ?」とか言いながら、その紙をメンバー全員に示すのです。上手くまとまりそうになかったら出さないこともありますし、ポイントは、紙を横置きにして大きな文字・図を描くことです。その紙をみんなに見てもらうことになるので、それを見越しておきましょう。このテクニックを使うことで、「ファシリテーターを買って出た感」がグッと減ります。また、買って出ようしとして失敗したパターンでも、痛手は最小限になるというおまけまでつきます。
私はこの方法を多用しており、少人数であればホワイトボードよりも紙に書くことの方が多いです。これにはいくつかの理由があります。

少人数の会議ではホワイトボードではなく紙を使う理由

ホワイトボードより紙が好きなのは、次の理由からです。
> ホワイトボードのようにスペースの制約がない
> 文字が速くきれいに書ける
> みんなの前に立たなくてよい
> みんなで同じ紙に書き込める
> 上手くまとめられなかったらファシリテーターを買って出ない、という選択肢も残せる

さいごに

会議の発言を書き留めて共有するだけでも、議論はグッと進めやすくなります。また、ファシリテーターを買って出ると、「まとめないと!」という義務感に駆られますが、まとめられなかったら「このまとめでいいですか?」「次は○○について意見を出す、というのでどうですか?」など、メンバーに問いかけて決めさせれば良くて、それでも十分に価値ある役割を果たせるはずです。興味はあるけどなかなかファシリテーターを買って出れない若手の方、ぜひこの方法にチャレンジしてみてください。

補足

A4用紙を用いて思考をする、と言えば、赤羽雄二氏の著書『ゼロ秒思考』が抜群の教科書になります。単に個人の仕事をスピードアップするだけでなく、ファシリテーションの基礎力も格段に高まるはずです。おススメ書籍なのでぜひご一読を!

仕事に早期着手したければ、タスクを○○化しよう!

仕事を上手く進める2つの原理原則

前回と前々回の記事で、仕事を上手く進めるための、次の2つの原理原則をお伝えしました。
①早期着手
➁計画と実行の分離

でも、この2つを「意識して頑張ろう!」と思うだけでは、なかなか行動が変わらないものです。今日は、これらの原理原則を行動に落とし込むために、実践のコツを紹介します。

仕事をうまく進めるキーは「タスクの細分化」

今日紹介するコツは、「タスクを細分化すること」です。私も実践できていないことも多いのですが、15分以内に終えられるくらいにまでタスクを細分化することが理想的です。次のような具合です。
■報告書の校正をする場合のタスクの細分化例
↓報告書を印刷する
↓ざっと読んで、気になる箇所に蛍光ペンで線を引く
↓マーカー箇所に修正内容を書き加える
↓すぐに修正できる箇所を1つ1つ確認し、ワードファイルを修正する
 (マーカー箇所に緑色のペンで完了のチェック印を書き加える)
↓すぐには修正できない箇所について、次に実施すべきことを書き加える

なぜタスクの細分化が必要か?

以前、普通の仕事の進め方と、早期着手の進め方を紹介しました。ちょうど、次の図のようなイメージです。
早期着手

普段はグレーの線のように進めているのを、オレンジのように変えるにはどうすればよいでしょうか?
グレーの線のようになる一つの原因は、「仕事に手を付けたくない」と思ってしまうから、というのが実は大きな原因であることが多いものです。仕事というのは手を付けてみるまで中身が細かく見えなかったりします。そうなると余計に、手を付けるのが億劫になり、納期ギリギリまで放置してしまうものです。この「何となく先が見通せなくて仕事に着手したくなくなる」という状況を打破するのが、タスクの細分化なのです。

さいごに

何となく気になっているけど、手を付けていない仕事はありませんか?そのタスクを、思いつく限り細かく砕いてみてください。そして、「その中で最も着手しやすいものを、5分でもいいから着手してみるぞ!」と決心して取り組んでみてください。そうすると、予想以上に気持ちが楽になったり、5分以上時間をかけてその仕事に着手できたりするものです。早期着手を定着させるのは、気合ではありません。こういったコツを習慣化することが肝心です。ストレスフリーに仕事を進めるためのコツにもなるので、ぜひ試してみてください。

デキる人の原理原則 「計画と実行を分ける」とは?

ムダなく仕事を進めるためには、2つの原理原則があると思っています。前回の記事ではこのうちの一つ、「早期着手」について取り上げました。今回はもう一方、「計画と実行の分離」についてのお話しです。

計画と実行は、意識しないと分離できない

「計画と実行を分ける」というのがどういうことか。それを理解していただくために、2つのよくある失敗例を紹介しましょう。
1つ目は片づけです。片づけているうちに気になる箇所が増えていったり興味が移ったりして、部屋はまだ片付いていないのに押入れの整理に没頭したり、押入れの整理に時間を費やすと部屋が一向に片付かないことにはたと気付いたり。こういうことはよくありますよね。
2つ目の例はネット検索での調べもの。とりあえず思いつく検索ワードから調べてみたら、関連するキーワードが見つかって検索が進んだ。そのうち、当初は予定していなかったけど気になるワードが出てきて別の調査を始めてしまった。調査に結構な時間を費やしたのに、当初調べたかったことの答えは完全には見つからず。こんな経験もみんなが持っているものだと思います。

このような問題は、事前に物事を進める手順を決めずに着手し、実行しながら計画を作っていることに起因します。

例えば、次のように計画を立ててから片づけに挑むとどうだったでしょうか?
①片づけるべき物を一か所に集める
➁しまう場所(部屋)ごとに分類する
③それぞれの場所にしまう
④しまわなかった物の対応方法を計画する

ネット検索は、こう決めて実施すればよかったかも知れません。
①調べものの成果として、最低限欲しい情報が何かを考える
➁良さそうな検索ワードを10個挙げて検索してみる
③10個で良いものが無い場合、検索ワードを見つけるための検索ワードを考えて検索する
④それでもダメなら、検索を続けるか、ネット検索以外の方法を試すかを考える

これが、「計画と実行を分ける」ということです。完全な計画が立っていなくても良いので、まずは直近の進め方について計画を立てる。その後は計画に沿って実行する。進めながらの思いつきで、行動を左右しない、ということが肝心です。

ファシrテーションもGTDも、計画と実行を分けている

タスク管理手法の金字塔と言われるGTD(Getting Things Done)や、会議の効率化スキルであるファシリテーションも、そのスキルの中に「計画と実行を分ける」というアイデアが包括されています。

タスク管理の場合。GTDの考え方に従えば、思いつきのままにタスクを進めることを辞めることになります。まず、気になることを書き出し、次に書き出した内容をタスクとそれ以外に分け、次にタスクの期限確認と順番付けをし、最後に今日実施すべきタスクが選ばれることになります。この考え方は、「計画と実行を分ける」というアイデアをタスク管理の中で実行するための手法と言えるでしょう。

次に、ファシリテーションの場合。ファシリテーションの原則は、「コンテンツにはかかわらず、プロセスに関わること」です。例えば、「今日の会議のゴールに達するためには、まず背景情報を共有した上で、次に問題だと思っていることを全員から引き出し、その次に問題だと思っていることに優先順位づけをする。優先順位をつけるにあたっては、もっとも重視すべき成果を2つ決めてもらい、2軸展開のマトリクスに問題をマッピングして選んでもらおう。そして、、、」というような具合で、会議のプロセスを管理するのがファシリテーターの重要な役割なのです。では、なぜファシリテーターがいると、会議が効率的になるのでしょうか。
普通の会議は、参加者一人一人の発言に左右され、行ったり来たりします。問題点を挙げている段階だと思っていたのに、具体的な解決策案Aの是非に話が流れ、やっぱりダメだということで再び問題点を挙げる議論に戻り、、、など、はよくある話です。そこにファシリテーターが入ることで効率化できるのは、「会議の計画と実行が分離される」からでしょう。ファシリテーターが計画を管理する役割を担うことで、みんなが合意した進め方に則った議論が進むことになるのです。

さいごに

以上、タスク管理と会議の例を挙げました。「計画と実行を分ける」という効率化の原理原則は、いろんなテクニックの中に形を変えて出てきます。それぐらい汎用性のある考え方なのです。普段の仕事にこの考え方を完全に落とし込むのは難しいですが、一度身につければ絶大な効果を発揮してくれるはずです。

早期着手で快適に仕事ができる3つの理由

ムダなく仕事を進めるためには、2つの原理原則があると思っています。「早期着手」と「計画と実行の分離」です。今日はこのうちの一つ、早期着手のお話しです。

早期着手のイメージ

早期着手のイメージとは、次の図のような状態です。
通常では期日に近づくまで仕事に着手せず、期日が近づくにつれてかける工数が増えていきます。それに対して早期着手の進め方では、早い段階でまとまった時間を割き、早期に7~8割程度の仕事を完成させています。トータルで仕事にかける時間は同程度でも、時間をかけるタイミングが異なります。

早期着手

早期着手が良い3つの理由か

早期着手には、次の3つのメリットがあります。

①早期に見通しが得られる
実際の仕事は、着手してみなくては分からない部分がたくさんあります。見通しを得るためにすべきことは、着手してしまうことなのです。そういった意味で、早期着手の進め方は、常に先を見通せた状態を維持しつつ働く方法なのです。
先が見通せていればこそ、業務の優先順位付けができ、頭をスッキリさせて仕事に向き合えると思いませんか?

➁ギリギリ損失がなくなる
「ギリギリ損失」とは、納期が差し迫ったために発生する、本来は不要だった業務に取られる時間損失のことです。承認者にメールを送れば済んだはずなのに、今日中に承認をもらうために上司の隙間時間を狙って待つとか、口頭での説明を追加実施する、などは典型的な例ではないでしょうか。こういったギリギリ損失を防ぐためにも、早期着手は重要です。

③仕事に着手する時間帯が選べる
人によって、頭が働く時間帯・そうでない時間帯があるはずです。例えば資料作成の場合でも、関連する単調な情報収集は夕方に、文章作成は朝から昼ごろに、文章校正は一晩置いて翌朝に、など、時間帯に即した最適な進め方があるはずです。こういった進め方ができるのも、早期着手のメリットです。期日ギリギリに業務をスタートさせてしまい、情報収集から文章作成・校正まで一気にやってしまわないといけない場合、こういった時間帯によるモードの使い分けができなくなります。

さいごに

今日は早期着手のメリットをお伝えしました。ただし、早期着手を意識する、というだけではなかなか定着しないものです。普段のタスク管理手法を最適化するなどして、早期着手を仕組み化するような仕事術の獲得が必要です。そのために私が実践していることを、近いうちに記事にしようと思います。

時短改善リストを作ったことで残業がガッツリ減りつつあります

「時短改善リスト」というものをエクセルで作って運用を始めたところ、意識改革も伴って残業がぐんぐん減りつつあります。せっかく身につけた良習慣なので、共有したいと思います。

時短改善リストってどんなもの?

次の項目を記録したエクセルシートです。
・改善日
・改善内容
・時短効果(秒/回)
・発生頻度(回/日)
・向こう1年での時短効果(時間/年)
⇒ 「時短効果」×「発生頻度」/200/60/60で算出
さらに、上記の項目に加えて累積時短効果等をグラフ化しています。

 

時短改善リストには、どんなことが記録されているか?

私が実際に運用して、例えば以下のようなことがリストに記録されていきます。
≪時短改善リストの記録事例≫
①引き出しに入れていたけど使用頻度の高いホチキスを卓上に出した
⇒3秒/回、1日5回の改善なら⇒年間0.83時間の削減
➁毎日使うファイルをパソコン立ち上げ時に自動的に立ち上がるように設定した
⇒5秒/回、1日1回の改善なら⇒年間0.28時間の削減
③「お疲れさまです。○○です。」を「おつ」で単語登録した
⇒6秒/回、1日5回の改善なら⇒年間1.67時間の削減

 

 時短改善リストをつけることが良習慣である理由

上記のようなことを日々記録していくと、
(1)ムダを減らすことへの動機付けが格段に上がります。
(2)どういう作業効率化が、時短効果が大きいのかがすぐ分かるようになります。
(3)自然に、ムダをもっと探そうとするようになります。

この(1)~(3)について、実際に私が体験したことを紹介しましょう。私は9月からこの習慣を開始しました。1か月半ほど経過した現在、次のような状態です。

(1)9月の1か月間で0.7時間/月ほど時間短縮できました(年間8.4時間相当)。これから毎月、0.7時間分の時短効果が続きます。このペースで改善を続けられれば、来年度の残業はなんとマイナス120時間ほどになる計算です。日々の積み重ねがいかにインパクトがあるのかを、身をもって実感しています。
(2)また、改善効果が大きいのは、毎日繰り返す作業だということが分かってきます。毎日何度か実施するのなら、1秒の短縮でも大事なのだということが分かりました。
(3)最後に、自分の仕事を俯瞰するようになりました。目の前に仕事があると、どうしても仕事に没頭しがちで、「ベストな方法でやれているのか?」に対する認識が甘くなりがちです。時短改善リストをつけるようになってから、この甘くなりがちな認識が引き締められました。その認識が甘いことで、いかに時間をロスするのかを知ったからです。

 

さいごに

今回は時短改善リストの紹介をしました。ちりつも効果はとても大きいです。年間の残業を0.5時間減らす改善を、100個できれば、あなたの生活はどれだけ変わるでしょうか?おススメの良習慣なので、ぜひ実践してみてください。

歯車になって幸せに働けるか?

「会社の歯車になりたくない!」という言葉にもある通り、「歯車」とは悪い意味でしばしば用いられます。歯車になると、自分が大した存在ではないように思えてしまう、という気持ちは、よく分かりますよね。

一方で、次の文章にも共感できませんか?

本来、組織には「みんなで何かを成し遂げる喜び」とか、「同じ目的に向かってともに進んでいく連帯感」とか、「人を幸せにしてくれるもの」があるはずです。それらは個人では得られない、組織だからこそ得られる、かけがえのないものだと思います。

これは、「すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか」(麻野耕司著 PHPビジネス新書)の中の一節です。こういう意見に出会うと、なるほど、組織も悪くないなと思えます。では、結局、組織の歯車になるのって楽しいことなのでしょうか?

幸せな歯車になれないか?

歯車という言葉からくる嫌なイメージは、「取り換えが出来るパーツである」とか、「大きな動作をするための、ごく一部の機能にすぎない」というものでしょう。つまりは、希望の裏返しだと思います。「誰でもいい訳じゃなく、自分を必要とされたい」「自分の仕事がちゃんと組織の成果に貢献していると実感したい」という気持ちを、みんなが持っているということでしょう。

結局、歯車なのかどうかは、幸せに働けるかどうかとは関係ないと思うのです。自分を必要としてくれて、貢献していう実感がもてる歯車なら、きっと幸せな歯車です。

幸せな歯車を作るのは誰か?

そんな幸せな歯車になることを求めて、職場を変えたり、会社の制度を構築したり、色々な動きをする人がいます。もちろん大事なことだとは思うのですが、どこか他力本願な気がしてしまいます。私たちが考えるべきことは、「私が何をすれば、私が幸せに働けるか」ではなくて、「周りのメンバーが幸せに働けるようになるために、私にできることは何か」だと思うからです。周りの人を活かして、必要としてあげること。そのメンバーの仕事をありがたく思っていることを、伝えてあげること。そうやって、周りの歯車を幸せにしてこそ、巡り巡って自分も幸せな歯車になれるんだと思います。

信頼するから信頼されるとか、ありがとうを伝えるから、ありがとうと言ってもらえるとか、そういう好循環って実際にあると思います。人間、好循環の環境の中にいれば、誰だって良い人でいられます。でも、悪循環に入ると、悪循環を周りのせいにしつつ、悪循環に染まってしまいがちではないでしょうか。私は、いつでも好循環の輪の中にいたいです。だから私は、好循環を作り出す側の人間になりたいです。それは、自分が幸せな歯車になることではなく、周りを幸せな歯車にすることで成し遂げられると信じています。私はいつも、好循環のキッカケでありたい。そういう想いが、このブログのタイトル「若手技術者がファシリテーティブリーダーになるまで」に込められています。

 

若手はパソコンスキルを磨くといいと思う理由

「パソコンスキルを磨いて効率化する」という方向で勉強することは、若手にとって「ちょうどいい」と思っています。今日の記事は、『若手が「強い」評価を得るのって難しいけど、パソコンスキルを磨くという努力は評価を高めることに繋がりやすいと思う』というお話です。

そもそも「強い」評価って?

以前の記事(「強い」評価を得るために僕が取り組んだ、戦略的な勉強方法)で紹介しましたが、評価には「高い・低い」以外に「強い・弱い」という切り口があると考えています。(詳細は以前の記事を参照ください。)ざっくりと表現すると、下図のイメージです。

評価のマトリクス

誰からも認められる評価というのが、「強い評価」だというアイデアです。そして、「高い評価」と「強い評価」はそれぞれ獲得するアプローチが異なると考えています。

若手が強い評価を獲得するのは難しい

若手が影響力を高めていくためには、強い評価が必要です。しかし、若手が強い評価を得るのは難しいのです。次のようなケースがあり得るからです。

強い評価を得なくては!

成果をより多くの人に認められるように目立たなくては!

結果、出しゃばっていると見られ、評価が強くならない。orz

上記のパターンは失敗例ではあるものの、やっぱり若手が強い評価を得るには、「出しゃばらず目立つ」ということが必要なんじゃないのかな、と思います。(職場によりますが。)
これは難しいですよね。「目立つ」と「出しゃばってる」感じになりやすいですから。これを「若手ジレンマ」と呼んでみましょう。

 

パソコンスキルなら若手ジレンマを乗り切れる

若手ジレンマがあることを受け入れた上で、それでも評価を強くしたい場合はどうすればよいか?「目立っても角が立たないような頑張りどころを見つける」というのが、最初に取るべきアクションでしょう。

その頑張りどころの1つが、パソコンスキルだと思う、というのがこの記事の主張です。
なぜかというと、
1.若手の方が詳しかったりする領域なので、出しゃばり感が少ないから
2.パソコンスキルのノウハウ共有は単純に役立つ情報を共有している感じになるので、出しゃばり感が少ないから
3.でも、毎日やる作業が少しでも楽になれば、効率化効果は大きいから
、が、理由です。

3.について補足をすると、例えば「おつ」を「お疲れさまです。××部の○○です。」と単語登録をする、というパソコン作業のTIPSを共有した場合。1回あたり6秒節約できたとして、1日10回この変換を使うとすると、1日1分の削減になります。1年250日働くなら、年間で250分⇒4.2時間の削減です。このTIPSを10人に共有すれば、それだけで年間42時間の残業削減をしたことになります。
「おつ」を辞書登録すると便利ですよ、と情報共有するだけで、「あなたの働きかけで年間の残業が42時間減った」となれば、まさに「角を立たずに目立つ」を達成したことになるでしょう。

 

さいごに

パソコンスキルは若手ジレンマを乗り切るのにちょうどよい、という主旨の記事をお届けしました。単語登録の例しか紹介していないので、どうしても「小賢しい」感が否めないですが、パソコンスキルだけでも相当な業務の効率化ができるはずです。若手ジレンマにお悩みの方、ぜひ試してみてください。私が実践しているパソコン作業関連のTIPSも随時記事にしていきます。

ゼロ秒思考のメモ書き1000枚で思考の質が変わった件~(2)思考の速さと質が向上する3つの理由~

 

前回の記事(ゼロ秒思考のメモ書き1000枚で思考の質が変わった件~(1)私に起こった3つの変化~)では、赤羽雄二さんの著書「ゼロ秒思考」で紹介されている「メモ書き」を実践して起こった3つの変化を紹介しました。メモ書きを実践して、思考の速さと質が格段に高めることができました。これは、メモ書きのメソッドそのものによってもたらされる効果だと、私は感じています。そこで今回は、メモ書きメソッドで、なぜ思考を速さと質が高まるのかについて、3つの理由を紹介します。

メモ書きが思考を加速する仕組み

 

 (1)まず最初に「問いを立てる」仕組みがある

メモ書きを始めて得られた重要な気付きの一つは、「普段いかに明確な問いに基づかない思考をしていたか」です。明確な問いを立てず、思いつきで堂々巡りの思考をしていた、ということです。
「普段の思考で問いを立てられていなかった」ということは、目的地を知らずに旅に出てしまうようなものです。そんな愚かなことを、どうやら人は簡単にしてしまうらしい、というのが、ゼロ秒思考から私が学んだことの一つです。
メモ書きメソッドでは、次の1分間で書くメモにタイトルをつけます。そして、このタイトルは疑問文の形で書くとよい、と紹介されています。タイトルをつける、という行為は、思考の目的地を定めることです。この目的地設定が、メモ書きメソッドの1つめのポイントだと感じています。

 

 (2)1分間は立てた問い「だけ」に向き合う仕組みがある

「思考とは、思いつくこと」これもメモ書きの実践で私が学んだことの一つです。世の中には「ロジカルシンキング」という言葉もありますが、「『論理的な問い』に対して思いついたこと」とか「思いついたことを『論理的に組み立てた』もの」だと感じるようになりました。思考の本質は「思いつく」ことであって、論理的に思いつく、などというのは、少なくとも私にはできないからです。
そうなると、「思いつく」という行為をどれだけコントロールできるが、思考の速さと質を高める上での肝となります。では、思いつきの何をコントロールすべきでしょうか。思いつきの悪いところは、すぐに脇道にそれることだ、と私は思います。
例えば、職場のチームワークに問題があると感じていて、それについて考えるとき。「もっと年長者が他のメンバーのサポートを買って出る雰囲気がいるんじゃないか。でも○○さんを説得して、サポートを増やしてもらうの、難しそうやなぁ。」などと考えますが、これも脇道にそれています。打ち手案を出すことと、打ち手案を評価することがごっちゃになっているからです。思いつきの思考は、こういったことに陥りがちなのです。メモ書きであれば、「チームワークを良くするためにできる方策は?」「方策案1の障害は?」「方策案2の障害は?」「方策案1の障害を除く案はある?」といった形で、思考の順序立てた思考ができます。
メモ書きメソッドで得られる「立てた問いだけに向き合う仕組み」とは、まさしく思いつきを方向付けてコントロールする手法です。「思いつき」の自由な思考は残しつつ、問いによって考えの道筋をつけてやる、という点がポイントです。

 

(3)「次の問いへ移るか」を意識的に選択させる仕組みがある

メモ書きメソッドに従うと、1分間のメモ書きを実施し、書き足りない場合は同じタイトルで2枚目のメモを書きます。そうでない場合は、次にどんな問いを立てるかを考えます。
つまり、今考えるべきはこの問いか、別の問いか、という選択を迫る方法だということです。
考える時間にタイムリミットを設け、その時間は立てた問いに集中する。その後、次の問いをどうするかを選択させる。というシンプルながら強力な仕組が、メモ書きメソッドには備わっています。

 

メモ書きはトレーニング法ではなくパワフルな仕事術

「ゼロ秒思考」の副題は「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」というものですが、私の実感としては、「本来の頭のよさを発揮するための世界一シンプルな方法」です。メモ書きはゼロ秒思考のためのトレーニングであって、ゼロ秒思考を獲得できればメモ書きは不要だよ、とは思わないからです。メモ書きそのものが「自分本来の力を最も活用できる思考法」そのものであって、いかにこの方法に習熟できるかが大事だ、と思うからです。
前回の記事でも、メモ書きのメソッドを「セルフ・ファシリテーション」と表現しました。ファシリテーションは会議の効率化のためのスキルですが、メモ書きは一人会議の効率化スキル、と呼べそうです。頭を使う仕事の速さと質を高めたい人にとって、習得必須の方法論だと思います。

 

さいごに

メモ書きで思考の速さと質が上がる理由について解説しました。実は、この理由については、「ゼロ秒思考」の書籍の中ではほとんど解説されていません。
筆者の意図を次のように推測しています。理由などというのは、この方法を実践しさえすれば理解できることであって、大事なのはメソッドに従って実践することだ、と。実際に「ゼロ秒思考」は読者がメモ書きを実践する上で必要な情報が余すところなく書いてある、非常に「実践寄り」の書籍なのです。
という訳で、ゼロ秒思考を読んだことがない、買ってみたものの実践したことはない、という方!とにかく本に書いてある方法を信じて真似をしてみてほしいと思います。すぐにそのメソッドの威力に気付き、このメソッドなしでの思考なんてムダに感じるようになるでしょう。

ゼロ秒思考のメモ書き1000枚で思考の質が変わった件~(1)私に起こった3つの変化~

「メモ書き」とは、赤羽雄二さんの著書『ゼロ秒思考』で紹介されているメソッドです。素早く深く考える、まさに「ゼロ秒思考」といえるレベルに到達するための方法として紹介されています。
詳細なメソッドは書籍を参照いただくとして概要のみ抜粋すると、

●A4用紙を横向きに使用し
●左上にタイトルを(できれば疑問文で)書き、
●タイトルについて感じたことをそのまま書き出し
●1分間で4~6行(1行あたり20~30文字)を書く

というシンプルなメソッドです。
「ゼロ秒思考」では、これを毎日10枚書くことを推奨しています。
私はこれまで1000枚ほどメモ書きをしてきました。そして、思考の速さと質を格段に向上できましたし。メモ書きなしの考え事はありえない、と思うに至りました。そこで今回は、メモ書き1000枚で私自身に起きた3つの変化を紹介します。

(1) 紙とペンがない状態で考えたくなくなった

メモ書きを実践することで、私の思考は以前より格段に速くなりました。スピードアップの理由は、「メモ書きトレーニングの成果が出たから」というよりは、「メモ書きという思考メソッドがパワフルだから」だと感じています。
しかし、このメソッドには唯一、弱点があります。「紙とペンが必要」なのです。紙とペンさえあれば素早く思考できる、ということを知ってしまった今では、手元に紙とペンがない状態で考え事をするのはあまりに非効率で、嫌になってしまいました。(ちなみに、『ゼロ秒思考』では、常に紙とペンを携帯することを推奨しています。)

 

(2) 漠然とした不安も10分で解消できるという自信がついた

メモ書きメソッドで思考してみて、自分の思考力の高さにびっくりする、という体験を、これまでに何度もしてきました。問題意識が漠然としか感じられていないテーマでも、メモ書きを5枚も書けば、5分前には想像もできなかった良い打ち手が出てくるのです。
「5分前には思いもよらない」「めちゃくちゃ良い打ち手が」「自分の頭から出てくる」というインパクトは相当なものです。
そして、そういった経験が積み重なることで、「今なんとなく手ごわいと思っているこの問題も、5分とか10分集中してメモ書きしたら打ち手が見えてくるだろう」と思えるようになりました。今は解決策が見えていなくても、メモ書きなら解決できそうな気がする、という自信は、非常に心強いものです。

 

(3) 他の人と話をするときも書き出すようになった

メモ書きをして気付いたことは、「メモ書きでの思考がいかに思考の速さと質を高めるか」つまり、裏を返せば、「頭の中だけで考えることが、いかに思考の速さと質を落としているか」ということです。
そうなると、他の人と話す際でもメモ書きをしないともどかしく感じるようになります。
メモ書きを始めてから、私は会議にバインダーを持参すうりょうになりました。(『ゼロ秒思考』でも推奨されています。)5~6人くらいまでの会議なら、紙に書いても十分に共有できます。まさにみんなでメモ書きをやりましょう、という構図です。
メモを会議に持ち込むことで生産性が上がったと感じていますし、私を見て、会議でのメモを取り入れたメンバーも出てきました。

 

ちなみに。ファシリテーションとメモ書きの共通点

メ会議を効率的に実施するスキルとして「ファシリテーション」というものが知られています。
ファシリテーションでは、「空中戦を避け、地上戦にも持ち込もう」と頻繁に言われます。議論の中の言葉だけのやりとりが「空中戦」、板書を見ながら議論し、議論の内容をさらに板書する方法が「地上戦」です。『空中戦は議論の堂々巡りを引き起こすし、一旦考えたことが共有されずに消えていきがち。それが地上戦に持ち込まれると、議論のプロセスが整理され、共通の目線での議論が促進できる』という算段です。こういった地上戦の会議になれると、空中戦の堂々巡りの会議に嫌気がさすものです。
この地上戦の考え方は、まさにメモ書きに通じるものです。個人で考える場であっても、空中戦は堂々巡りになるのです。そういった意味で、メモ書きは「セルフ・ファシリテーション」とでも呼ぶべき思考メソッドだな、と感じています。

 

さいごに

今回は、ゼロ秒思考のメモ書きを実践して、私に起こった3つの変化を紹介しました。次回は、メモ書きのメソッドがなぜ思考の速さと質を高めるのか、その理由について考察します。

▼次の記事はこちら
ゼロ秒思考のメモ書き1000枚で思考の質が変わった件~(1)私に起こった3つの変化~